2012年3月14日水曜日

自作液晶タブレット(Cintiq DIY)


Cintiq DIYと称される文化があり、板タブのIntuosと適当な液晶パネルを組み合わせてCintiqを自作する猛者が日本、そして海外にも多数いるらしい。基本はシンプルでIntuosのデジタイザの上に液晶パネルを載せるだけ。ただ、デジタイザエリアと液晶のサイズがピッタリ合う組み合わせを探したり、液晶背面の金属パネルを外したりノイズによるジッター対策が必要になったりとそれなりに手間はかかる。

自分は15インチくらいの大きさの液タブが欲しかったので、
http://www.youtube.com/watch?v=Rs-vZkcxYc4
を参考に自作してみた。

・Intuos3 PTZ-930 \13000
・15" S-IPS 1400x1050 LP150E05-A2K1 panel $42.13
・R.RM5451 LCD Controller Board Kit with DVI $54.99
Intuos3はヤフオク、下の2つはeBayから入手。合計約21000円。

参考サイトの作品はIntuosを浮かせて底部に制御ユニットなどを逃がしている。
自分は机にベタ置きしたかったので上部にユニットなどを逃がした。
バックライト用のインバータユニットが最大のノイズ源となるので、
これをできるだけintuosのデジタイザから遠ざけるのがポイント。

パーツの配置


使い勝手は上々でペン先のジッターも無い。作った甲斐があった。
15インチの1440*1050は液タブとしてなかなかグッドなソリューションだと思う。
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作ってみた感想としては、液晶電源とUSBデバイスの電源が独立している液タブは想像以上に使い勝手が良い。
これまでCintiq 12WXを使っていたが、メインの30inchの板タブとしても使用している。
板タブとして使用中は液晶表示は不要なのだが本体スイッチを切るとデジタイザも切れてしまう。
液晶画面だけオフにできればいいのにと常々思っていた。

液タブ、板タブとの兼用が見込まれるコンパクトサイズのCintiqにはバックライトだけ切れる機能が必須であると思う。
ワコムの今後の製品―12WXの後継機―にはぜひ装備してもらいたい。
猫ペイントで試し描き中w